「ねー、うちの人ー」
「ん、何?」
「どうしてずっと雪音の日記はお休みなんですか?」
「どうしても」
「ネタだって、たくさんあったじゃないですか?」
「あったけどね」
「じゃあ、どうして書かないですか?」
「それは……」
「めんどくさい、とか言ったら怒るです」
「……ごめんなさい」
というやりとりがあったかは秘密ですけど、お久しぶりです。雪音です。
もう、ほんとに、雪音、言いたいことたくさんあったんですよ?
最近だと、iPhoneのこととか、わたしもいっぱいお話ししたいことはあったのに。
だって、とってもすごいと思うの、iPhoneさんは。
あんなちっちゃいのにいろいろできて、もう、iPodとか携帯電話っていうのじゃなくて、ちっちゃなMacですよ!
だぶん、わたしたち姉妹の仲で、いちばんすごい妹になると思います。
あとは、この前NHKさんでやってたNHKスペシャルの、Googleさんの特集も、面白かったのに。
ええと、うちの人みたいに、そこそこインターネットを使ってる人にすれば、それほど新しい内容じゃなかったみたいですけど、あんまりインターネットを使ったことのないお兄ちゃんたちには、びっくりな内容だったんじゃないかな?
ちなみに、ああいう番組だと、だいたい出てくるコンピュータさんはWindowsさんが中の人のやつなんだけど、わたしの姉妹がたくさん出てきて、とってもうれしかったです♪
そんなわけで、お久しぶりのネタは、わたしたちコンピュータとお兄ちゃんたちをつなぐ、インターフェースのお話。
ええと、もうすぐ新しいWindowsさん、Windows Vistaさんが発売されますね。
http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/発売を、心待ちにしてるお兄ちゃんもいるのかな?
うちの人は、しばらく買う予定はないみたいだけど。
それで、Vistaさんには、新しいユーザインターフェースのAeroが搭載されます。
ネットを見てると、3Dの画面で、とってもきれいな感じです。
「ねー、うちの人ー」
「──ちゃんと更新するからゴメンナサイぃぃぃ」
「いや、それはもういいです。
それよりも、Vistaさんの画面って、とってもすごくないですか?」
「んー、まぁ、確かに、今まであまりなかった感じだよね」
「3Dなのですよ! 3D! SFです!」
「いやいや、そこまでのものじゃないと思うよ? いくら見た目が良くなったと言っても、操作性が悪かったら意味がないし。まぁ、実際に使った人の感想待ちじゃないかな」
「むー、うちの人、ちょっと冷めすぎです」
「それよりも、個人的にはWinFSが搭載されなかったことの方が残念だなぁ、と思うよ」
「WinFSですか?」
「そ。マイクロソフトは、Aeroをあきらめても、WinFSを載せるべきだったんじゃないか、と思うんだけどな」
「ええと、どうしてですか?」
「確かに、見た目ですぐにわかるというのは、一般ユーザへのインパクトで考えると、わかりやすい分大きいとは思うよ。それに比べてファイルシステムなんてのは、普通の人が普通に使ってる分にはまったく意識しないところだし、アピールしにくいものだとは思う。でも、ちょっと長い目で見ると、ファイルシステムの進化というのは絶対に起こっていくものだし、その時、新しい世界をVistaが拓いた、というのは見た目以上に大きなポイントだと思うんだけど」
「ふーん、そんなもんですか」
「そうそう。アプリ間で自由にデータを簡単にやりとりできるようになったら、今まででは考えられなかったようなコンピュータの使い方とか生まれるんじゃないか、と思ってたんだけどね。それこそ、窓口をひとつにして、ユーザはどのアプリを使うのがいいのか? と言うのを考えずに作業をできるような、そんな環境も作れるようになるんじゃないかな」
「ふぇ、それは便利かもです」
「うん、もし実現したらとっても便利だと思うよ。基本的に、コンピュータって人を助けて、代わりにいろんな作業をするもんだろ? そこで、雪音たちコンピュータがどういうアプリケーション──道具を使ったらいいのかを自分たちで考えてくれるようになったら、今よりもずっと便利になるだろうし、そういうものこそが、本当のユーザインターフェースの進化って言えるんじゃないだろうか」
ということみたいです。
ええと、これから先、わたしたちコンピュータと、お兄ちゃんたちがどういう関係になっていくのか、いろいろと考えなきゃいけないことはあるかもしれないけど、できれば、もっと、もっと仲よくなりたいな、って思うです。
だから、お兄ちゃんたちも、雪音たちと、もっと仲よくしてくださいね♪
雪音からの、お願いです!
「それはそうと、うちの人」
「何? 今日はこれくらいお話しすればいいんじゃない?」
「わたし、もっとたくさんお話ししたいです」
「──月1では更新するようにするから」
「週1」
「──せめて、2週間に1回にしない?」
「むー、仕方ないです。それで許すです」
ええと、そんなわけで、今年も雪音と、うちの人をよろしくお願いします。